キラキラ

  

授業が終わって ランドセルを背負って
誰のウチで 遊ぶか騒ぐ
分かってはいたよ キミもその中にいて
ほんとは密かに 嬉しかった

外駆け回っても ゲームで遊んでも
妙にテンション高い僕で
それが恋だと気付かずに だけど 嬉しかった

「気付いて欲しいな」と 「気付かれたくない」
ふたつの気持ち初めて覚えた
一緒に遊んだ ただそれだけで
最高の一日になって 家路を歩いた夕暮れ

街を変わって 暮らすことになり
表情には出さずに 戸惑っていた

最後の日がきても 何も言えなくて
僕はただ街を去っていった
言葉にして伝えること それを 知らなかった

キミから届いた 手紙を読んで
どうして返事書かずにいたんだろう
季節は巡り それぞれの胸に
閉じ込めて新しい風感じて 歩いていった

伝えて初めて届くの
人の心それだけで変わる きっと 今なら分かる

幾歳が経って 偶然出会った
閉じ込めた胸 開いてみたんだ
記憶のパズルが 繋がっていくよ
そのひとつひとつが 想い出に変わって
輝くように キラキラしてた