ふたつの空

  

ゆったり歩いて 見つけた優しさは
重ねた歳ごとに 広くなっていくよう
見慣れた街並みを よく歩いた交差点を
想い出はどこかで 空高く浮かんでる

あぁ 戻れない 時が浮かんでは消えて
あなたの現在(いま)を 想うほどに
時の重さを知った
帰らぬ光に 登りゆく未来に
溜め息はどこかで 容ある道へと

あぁ 残酷なほどに 時は無情で
だけど 廻り続ける日々は
新しい何かを

あぁ あなたが 描いた夢は今どこに
きっと どこかで 咲いていると
そよぐ風は優しく

あれからどれくらい 経ったのだろうかと
互いの生きる空は どこまでも青くて
ずっと ずっと・・・
ずっと ずっと・・・