会う為に・・・

  

想いは 雨の音に遮られ
軋むほど 冷たい風も吹く日に
僕の指に 絡みついた愛しさを
止める術は 誰にも創れないんだ

君に会えるから 扉を開けて
零れるほどの光に 包まれていく
せめて一時でも 心触れ合う為に
捧げた全ては 微笑んでいる

近づく はずの春はまだ遠くて
吐息さえ 凍りつくような寒さで
心を染める 君のぬくもりの熱さに
やがて僕は 強く駆けてゆくんだ

君に会う為に 時間を止めて
想い出の数だけ 募らせてゆく
小さな君だから 僕が守りたい
二人の距離は誰にも 計れないんだ

君に会えるから 扉を開けて
零れるほどの光に 包まれていく
せめて一時でも 心触れ合う為に
捧げた全ては 微笑んでいる